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読書録
良い聞き手とは何か〜きき方の理論(斎藤美津子)
話し手にとって良い聞き手というのは、どのような存在だろうか。それを学びたいと思い、この本を手に取った。 この本は理論という名がついているけれども、実際は聞き手のあり方や心がけについて述べられている。 著者は「聞く」と「聴く」の違いについて... -
コーチング
コーチは「たき火のうちわ」
先週末、奥多摩のキャンプ場で焚き火を囲む会を開いた。コーチングスクールの仲間と夜遅くまで焚き火を囲んだ。 火を囲みながらこんな話になった。「コーチング」って、わかりづらい言葉だよねと。「コーチ」って日本語にどう訳せばいいのだろうと。 【コ... -
お知らせ
ゆーじんさまから「クライアントのご感想」をいただきました
取材コーチングのご感想をゆーじんさまにいただきました。「クライアント様のご感想」からご覧ください。紙面の公表もご快諾いただきましたので、あわせてご紹介しています。 -
コーチング
コーチングにできて取材にできないこと
自分はコーチングの世界に足を踏み入れてまだ半年ほどだけれど、少しずつコーチングについて自分なりに理解が進んできた。先日気づいたのは、コーチングにできて取材にできないことがあることだ。 それはコーチングは対話の相手に変化を生むことができると... -
読書録
なぜふたりは出会ったのか〜「無花果の森」(小池真理子)
小池真理子さんの作品を久しぶりに読んだ。2011年の作品「無花果(いちじく)の森」。2日間であっという間に読み切った。 38歳の女性主人公・泉が自らそれまでの人生と決別し、岐阜の地方都市に身を潜めて生きていく物語。老婆との淡々とした日常風景が進... -
私見
表通りではないから見えるもの〜伊豆大島・裏砂漠の景色
先週末、伊豆大島で2テント泊の旅をしてきた。伊豆大島は房総半島と伊豆半島に挟まれた相模湾沖にある島で、東京港から高速ジェット船に乗って1時間45分ほどでいける。暖流の黒潮の影響を受けた温暖な気候が特徴の島だ。 伊豆大島は現在でも活動を続け... -
読書録
愛するふたりの幻想的な調べ~「調律師」(熊谷達也)
調律師という仕事を初めて知った。ピアノの音調を整えることを専門にする専門職だ。 この小説では調律師・鳴瀬玲司を主人公に、音楽と人をめぐる物語が紡がれている。鳴瀬は、若くして亡くした妻・絵梨子への自責の思いを心に秘め続けている。匂いで音を嗅... -
読書録
漢字をけっとばす漢字学者~「漢字と日本人」(高島俊男)
「『目指す』っていうの、なんか痛そうだよね」。記者になり、言葉を書くようになったばかりのころ、誰かがこんなことをいうのを聞いた。何をいっているのかよく分からなかったけれど、話を聞いているうちにこの漢字が「目」と「指」から成っていて、まる... -
コーチング
コーチの対話術② 「反映」〜相手を映し出す鏡になる
姿見は人の身体を映し出します。コーチの対話術にも「反映」という相手の鏡になる手法があります。 私たちは、自分が本当は何を考えているのか、自分自身でもよくわからない時があるのではないでしょうか。大人になればなるほど、本心を押し殺して生きてい... -
コーチング
コーチの対話術①「認知」〜行動の裏にある思いを想像する
取材とコーチングの問いかけは、何が違うのでしょうか。12年記者を続けてきた私が驚いたコーチの対話術をお伝えしていきたいと思います。 記者をしながら私は長らく悩みを抱えてきました。それは自分がおしゃべり下手だという自覚です。いわゆる「雑談」や... -
コーチング
記者目線で感じるコーチングの対話のふしぎ
私は新聞記者を12年続けてきました。記者は、なにかを取材をしてそれを記事にするのが仕事です。 今年4月、私は初めてコーチという職業を知りました。私がコーチに興味を持った理由は、コーチの対話を「ふしぎだ」と思ったからです。記者とコーチが、一見... -
コーチング
どん底から立ち上がる〜「自己理解プログラム」の7ヶ月半
自分を知ることが、自分の人生を生きるなによりの基盤になる。そう思い至った7ヶ月半でした。 私は自己理解の専門家の八木仁平さんが主催する「自己理解プログラム」を3月中旬から受講していました。10月末をもち、このプログラムを卒業することに決めま...