自己実現の第一歩は自己認識から

コーチング

自分はいったい何がしたいんだろうと悩む人は少なくないと思います。学生の頃にはあったはずの「やりたいこと」。けれども社会人として目の前の仕事に追われているうちに、あったはずのやりたいことはどこかへいってしまう人が多いのではないでしょうか。

けれども、自分が本当にやりたいことにチャレンジしている人はたしかにこの世の中にいます。独立しビジネスを立ち上げて自分の使命感で仕事をしている人は、会社員とは異なる生きる迫力を感じます。記者の仕事を通じてそうした方に何人もお会いしてきました。

そうした方に共通するものはなんでしょうか。それは「自分自身をよく知っている」ということです。自分が何をしたいのか、そしてなぜ自分がそれをするのかといったことが明確なのです。逆に自分がすべきでないことも知っているように感じます。得意なことや好きなことがわかっている一方で、苦手なことや嫌いなことも知っています。「自分への理解が明確であること」が自分の人生を生きる何よりの一歩になるのだと思います。

本屋でたまたま手に取った本が非常に面白かったのでシェアします。「パラダイムシフト〜あたらしい世界をつくる本質的な議論をしよう」(ピョートル・グジバチ)です。Googleの人材育成を率いたピョートル氏が独自の仕事で世の中に価値を与えている21人にインタビューしたものです。

インタビューもそれぞれ面白かったのですが、自己実現の3段階を簡潔に示したものが特に学びになりました。

①自己認識をする ②自己開示をする ③自己表現をする

①自己認識とは「自分の本当の価値観や社会に与えたいと思っているインパクトを自覚すること」で、②自己開示とは「実現したい未来を言語化すること」。③の自己表現は「自己認識に基づいた自分らしい働き方をすること」だそうです。

今の日本社会で働く大人たちは、どれだけ自分を認識できているでしょうか。「何を大事に生きていますか」と聞かれて、自分なりの答えを出せる人はどれほどいるでしょうか。

世の中はコロナを機に、働き方や生き方を見直そうといている人が少なくないと思います。でも生き方を見直すってどうすればいいのか、と戸惑う人も多いのではないでしょうか。転職サイトに登録したり、オンラインスクールに入ってみたりするのも良いでしょうが、僕はその前に、やることがあると思うのです。

それは自分を知ることです。それが何より一番、自分を変えられるものだと信じています。コロナ禍の中、ご自身を見つめ直す内省の時間を取ってみるのはいかがでしょうか。

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