五行歌の詩人、高樹郷子さんの詩に心ふるえました。
最果ての 礼文は 鳥の影もない 雲の 住み処
このひとつの詩だけで礼文に行きたくなりますね。私は19歳の淡い夏が、記憶に蘇ります。
この世に 思い残すことがないほど 燃えてみろ と 落日は 渾身の赤だ
こんな生き方をしていきたいものです。
伏流は
どんな巌をくぐり
どんな水を集めたか
野に出て
試されている
己を厳しく律して生きる清々しさを感じます
どんな
歴史的大事業も
最初は
一人の深い
思い入れ
無人の荒野へ、なぜ人は一歩を踏み出そうとするのでしょうか。心の奥底にきらめくわずかな光だけが頼りです。
どんな花束より
嬉しい
あなたに会えてよかった
という
言葉一輪
こんな出会いを重ねていきたいものです。